自民党総裁選挙の仕組みを簡単解説!地方票の意味とは?

 

 

【9月20日追記】結果発表!安倍晋三氏が勝利!しかし、圧勝はならず!

自民党総裁

その仕組を簡単に解説いたします。

『地方票』『国会議員票』とは、一体何なのか?


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この記事を短く言うと

自民党総裁選は「国会議員票」と「地方票」による投票で行われる

・「地方票」とは、「国会議員票」と同数割り当てられる地方の票

・2018年9月、「安倍晋三」氏の勝利でほぼ間違いない

 

 

自民党総裁選の仕組みを解説

2018年9月に行われる「自民党総裁選」。その仕組を解説いたします。

自民党総裁選の特徴は、以下の通り

1,自民党総裁の任期は3年。総裁選は最長3年おきに行われる

2,立候補するには、自民党国会議員20名の推薦が必要

3,選挙は自民党の全国会議員と同数の「国会議員票」と、国会議員票と同数の「地方票」で行われる

4,一度目の投票で、過半数を獲得する候補者がいなかった場合、上位2名の立候補者のみで「決選投票」を行う。決選投票では、「地方票」はなく、「国会議員票」で行われる(党大会の場合のみ)

5,自民党政権のもとで行われる「自民党総裁選」は、実質的に次の総理を決める選挙となる

自民党総裁選は、自民党の総裁任期3年が過ぎるか・・・または総裁が任期前に辞任するなどした場合に行われます。

この「自民党総裁選」に立候補するには、自民党国会議員20名からの推薦が必要となります。

投票の仕組みは簡単に言えば、『国会議員票』と『地方票』という2種類の票を奪い合いです。

自民党に所属する全ての国会議員が、一人一票を持ち、支持する立候補者に投票します。

また、国会議員票と同数の『地方議員票』が存在しており、その地方票もまた、それぞれが支持する立候補者に投票されます。

2018年7月現在、自民党所属の国会議員は「405票」・・・地方票は国会議員票と同数とされるので、地方票もまた「405票」。

 

自民党総裁選には「決選投票」というルールが採用されており、一度目の投票で、国会議員・地方の両票あわせて過半数の票を獲得した立候補者がいない場合、「決選投票」が行われます。

『決選投票』とは、一度目の投票における1位と2位の人間だけを残し、国会議員票だけで投票を改めて行うルールのこと。

例えば、2012年の「自民党総裁選」において、一度目の投票で「石破茂」氏が1位、「安倍晋三」氏が2位でした。

石破茂氏は過半数を確保できず、二人だけで「決選投票」が行われ、安倍晋三氏が勝利。この決選投票では、地方票は存在せず、国会議員票のみで投票が行われました。

自民党総裁に就任し、民主党政権による解散総選挙で勝利。安倍晋三氏はそのまま内閣総理大臣に就任しました。


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地方票の意味とは?

『地方票』とは、一体何なのか?

これは「各都道府県の自民党員」に割り当てられた票のこと。

党大会における決選投票では、地方票は使われませんが、それでも国会議員票と同数の票を持つ「地方票」は、重要な意味を持ちます。

地方票の数は、国会議員票と同じく「405票」。

2018年9月の自民党総裁選に立候補が予想されている「石破茂」氏は、国会議員票の確保が難しいため「地方票」の確保に躍起です。

例えばの話ですが、石破茂さんが、地方票405票を全て確保したとしたら、どうなるでしょうか?

石破茂さんが立候補したということは20名の「推薦人」が確保できていることを意味しますので、「国会議員票20」が抑えられています。

そこへ「地方票405票」が、石破茂さんに流れ込んだとしたら・・総得票数は「425票」

過半数である「406票」を遥かに超える得票で、石破茂さんが「自民党総裁」に選出されることとなります。その後、石破茂さんは「内閣総理大臣」に指名される事となるでしょう。

もちろん、ことはそれほど単純ではありませんが、地方票が持つ意味というのは、選挙を左右しかねないほど強力なものなのです。

ただ、地方票の流れとしては、一つの法則があると考えられます。

地方票を握る地方議員達・・・彼らの関心事は、次の選挙で、誰をトップに祭り上げれば、当選できるかだけ・・・と言って良いでしょう。

つまり、地方票は、「選挙に強い総裁候補へ流れる」という特徴があるということです。


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結果予想

2018年9月に行われる「自民党総裁選」の結果は、どの様になるのでしょうか?予想してみましょう。

出馬が確実視されている人はというと、「安倍晋三」総理と、「石破茂」元地方創生担当相。

過半数・・・・・・つまり「406」票を確保したほうが勝利するわけですが、次期総理に最も近いのは、どちらなのでしょうか?

 

国会議員票はどうでしょう?

安倍晋三氏は、既に「細田派」「麻生派」「二階派」などの派閥票を確保。これだけで国会議員票の「50%弱」を確保したこととなります。

対して、ライバルの「石破茂」氏は、「後ろから撃つ男」と呼ばれ、自分が所属している自民党のトップを、容赦なく批判するは、国会議員から人気がありません。

つまり、安倍晋三氏が既に「国会議員票」の過半数近くを握っているということです。

それならば、一度目の投票で2位にさえ入れれば、「決選投票」で勝利できるということです。

 

では、地方票はどうでしょうか?

先程申し上げた通り、地方票は「選挙に強いほうへ流れる」という傾向があります。

石破茂氏は、確かにメディアに度々登場しているので知名度があります。しかし「選挙の顔」となった実績がありません。

安倍晋三氏は、「モリカケ問題」などで支持率が低下したものの、2017年10月の選挙で大勝した実績があります。選挙に強いということです。

おそらく、地方票は「安倍晋三」氏に流れるでしょう。

決選投票になったら間違いなく「安倍晋三」氏が勝利します。

しかしもしかしたら、決選投票になるまでもなく、安倍晋三氏が勝利するかもしれません。


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【追記】結果発表・・安倍晋三氏の勝利

2018年9月20日、総裁選の結果が出ました

安倍晋三」氏の三選が決定

得票数は以下の通り

合計「810票」・・無効票「3」票

安倍晋三

総得票数【553票】・・・・「国会議員票・329票、党員票・224票」

 

石破茂

総得票数【254票】・・・・「国会議員票・73票、党員票・181票」

 

安倍晋三氏の三選が決定しました。

総裁任期は3年ですが、安倍総理がこのまま2年以上、総理を続ければ、「桂太郎」「佐藤栄作」などを超えて、総理大臣在任期間が最長になります。

今後の展開は、どうなるのでしょうか?

石破さんは自民党を離党して「立憲民主党」などの「野党盟主」となる・・・という噂もあります。

参議院議員青山繁晴」さんが言うには

「今回の総裁選で、石破さんは自らの影響力を誇示し、三年後の総裁選での当選を目指している」

とおっしゃっていました。

次の総理は「菅義偉官房長官、または「岸田文雄政調会長だと思うのですが・・・。

もしかしたら、その中に「石破茂」さんも絡んでくるかもしれません。

 

石破さん・・・保守派の論客からは酷評されている人ですが・・・彼が総理大臣で「経済」「外交」「憲法改正に伴う国防」は大丈夫なのでしょうか?結構心配です。

 

政界次の山場は「9/30」の「沖縄県知事選」です。

この県知事選で自民党が敗れれば、安倍政権の運営はさらに厳しさを増すでしょう。

下手したら2019年の参院選で退陣すらあり得ます!!


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まとめ

本日の記事をまとめますと

自民党総裁選とは、自民党のトップを決める選挙。実質的に次の総理を決める選挙のこと。

・地方票とは、地方に割り当てられる票のことであり、結果を左右しかねない力がある

・2018年9月、安倍晋三氏が勝利するだろう

・【追記】安倍晋三氏が勝利したが、圧勝はならなかった

以上となります。

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