北朝鮮非核化の費用はいくらかかる?負担するのが日本と韓国なのはなぜ?

 

米朝首脳会談により、非核化を約束した「北朝鮮

その非核化費用を、日本と韓国が負担すべきとするアメリカ・トランプ大統領

その費用はいくらかかるのか?そしてなぜ日本が負担しなくてはならないのか?


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政治・北朝鮮専門サイト「生臭寺院」にようこそ。

拙僧は当サイトを運営している住職「生臭坊主」と申す者・・・。

どうぞごゆっくりお過ごしくださいませ。

この記事を短く言うと

・非核化費用は「1兆円」ほどかかる。

・日本が負担する理由は「安全」と「拉致被害者救出」のため。

北朝鮮が核廃棄をする可能性は、低い・・・。

 

 

非核化費用は、いくら掛かる?

2018年6月12日、史上初の米朝首脳会談が行われ、北朝鮮が「非核化」を約束。

一部報道によると、非核化には15年の時間と20兆円がかかる・・・なんて言われています。

現実的に考えると、その費用は「1兆円」前後でしょう。どれくらいの時間を必要とするのかというと、アメリカの「ジョン・ボルトン大統領補佐官」が言うには「1年で十分」だそうです。

「その費用を誰が負担するのか」が最大の問題となってきますが、トランプ大統領は「日韓が負担すべき」と言っていました。

日本の安倍総理は、これに対して

「日本が負担するのは当然」

と言った・・と報道されていました・・・。なぜ日本が北朝鮮の非核化費用を負担しなくてはならないのでしょうか?


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なぜ日本が負担しなくては、ならないのか?

安倍総理が言うには、「日本が負担するのは当然」。

理由は、「北朝鮮の非核化」が成し遂げられれば、「安全」という利益を享受するのが「日本」と「韓国」だから。

何やら押し付けられた気がしないでもないですが、流石に安倍総理も、ただお金を支払うつもりはないようです。

北朝鮮に対して(お金を)出すわけではない」

つまり、北朝鮮に直接金銭を渡すわけではないことを強調していました。つまり、核査察をする「国際原子力機関IAEA)」などへ資金は出すが、北朝鮮への経済協力は、「拉致被害者全員が帰国したら」・・・という条件を突きつけた、ということです。

北朝鮮が勝手につくった核の廃棄費用を、日本が出す・・・そんなこと、理不尽極まりない気がしてなりません。

ただ、日本が非核化の費用負担をすることで、拉致被害者救出への大きな一歩となるなら、それはそれで有意義です。

米朝会談で、アメリカが北朝鮮へ「日本からの経済協力は、拉致問題解決がないとありえない」と釘を刺したとも言われています。

当然ですが、費用負担は日韓による折半。韓国が半分支払うことになるでしょう。

ただ・・・・どう考えても、日本が費用を負担する事態に、事は進まない気がします。

北朝鮮が核を放棄するとは、到底思えないからです。


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北朝鮮は絶対に非核化しない!

以前、危機管理の専門家である参議院議員青山繁晴」さんが言っていました。

北朝鮮は、絶対に核兵器を捨てない」

2018年7月・・・・北朝鮮が「核廃棄」の約束をしておきながら、北朝鮮北西部「寧辺」の核施設を稼働させ、核兵器の原料である「プルトニウム」「ウラン」を増産している・・・と報じられています。

北朝鮮は、核を捨てる気はないようです。

国際政治学者の「藤井厳喜」さんが言うには、今後北朝鮮が取れる選択肢は3つ。

1,核廃棄へと向かう。

2,約束はしたが、核兵器を捨てない。

3,核を捨てないどころか、ミサイル発射・核実験を行う。

藤井厳喜さんは、「1」の可能性がもっとも高いとしながらも、「3」の可能性もゼロではないことを警告しています。

「ミサイル発射、または核実験が行われたら、アメリカはデッドラインと判断し、北朝鮮を攻撃するだろう」

藤井厳喜さんは言っていました。

イラク戦争を強行にすすめた大統領補佐官「ジョン・ボルトン」氏は以前、トランプ大統領に、こう迫ったといいます。

北朝鮮を攻撃しないなら、私を解任してほしい」

米朝首脳会談が行われたにもかかわらず、ジョン・ボルトン補佐官は解任されていません。

つまりトランプ大統領は、「武力行使北朝鮮との戦争」という選択肢を、まだ捨てていないということです。

北朝鮮は、「リビア」とその独裁者「カダフィ大佐」が、核を捨てたことで滅亡したことを知っているのです。

「核廃棄=金正恩破滅」

金正恩は、そう確信しているから、核廃棄はしない可能性が高いと思います。

核を持っていたことで、米朝首脳会談トランプ大統領が受け入れたことで、金正恩は「核を持っていれば、アメリカは北朝鮮を攻撃できない」と、更に自信を深めたことでしょう。

核廃棄はありえない・・・・・ということはアメリカは武力行使するか、北朝鮮の核保有を認めるか、どちらかしかありません。

青山繁晴さんは、米朝首脳会談により、世界の国々が、「核を持っていればアメリカに対抗できる」と確信してしまった・・・と言っていました。

世界に核が拡散してしまう可能性が高いということです・・・。

現在、世界では北朝鮮問題が沈静化へ向かっている雰囲気ですが・・・決して危機は去っていないと思います。


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まとめ

本日の記事をまとめますと

北朝鮮の非核化には「1兆円」ほどかかる

・日本が非核化の費用負担をするのは、「安全」と「拉致問題完全解決」のため

北朝鮮が核を放棄する可能性は、極めて低いだろう

以上となります。

本日は「レキシル」へお越し下さいまして誠にありがとうございました。

よろしければ、また当「レキシル」へお越しくださいませ。

ありがとうございました


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